欧州株:ストックス600、7日ぶり下落-ECBの緩和策縮小を懸念

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5日の欧州株式相場は7営業日ぶりに下落。欧州中央銀行(ECB)が金融緩和縮小に向かっているとの懸念が浮上した。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.6%安の342.20で終了。一時は1.2%下げた。ユーロ圏の経済データが再び予想を上回り始めたほか、銀行懸念が和らぎ、前日まで市場には一時的に楽観が戻っていた。だが、量的緩和(QE)を徐々に縮小することが必要だとの非公式のコンセンサスがECB内部で形成されつつあるとブルームバーグ・ニュースが4日報じたことから、こうしたセンチメントが損なわれた。

  バークレイズのウェルスマネジメント部門欧州投資戦略責任者のウィリアム・ホッブス氏(ロンドン在勤)は「このようなニュースにどう反応し、銀行セクターへの圧力がある程度弱まるかを見極めようと、ECBが市場を試しているのかもしれない」と発言。「金融政策が銀行セクターを支えておらず、結局はこれが逆効果をもたらし得ると認識した可能性がある。今後はやや調整局面となるだろう。中銀の金融緩和が相場を支えていたと一部で考えられているためだ」と付け加えた。

  この日発表されたユーロ圏のサービス業と製造業を合わせた9月の総合購買担当者指数(PMI)改定値が8月から低下し、域内経済が勢いを失いつつある状況を示したことも地合いを損ねた。

  ストックス600指数の業種別19指数の中では、公益事業株と旅行関連銘柄、不動産株の下げが目立った。一方、低金利による収益下押し懸念で年初来のパフォーマンスが低調だった銀行株が買われた。イタリアのUBIバンカとポポラーレ・デレミリア・ロマーニャ銀行が大きく上げたほか、ドイツ銀行は5日続伸となった。

原題:European Stocks Slide on Concern ECB to Turn Less Accommodative(抜粋)

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