投資家の自衛策としてビットコインの魅力高まる公算-グロース氏

  • 日米欧中銀の政策は歴史的なビジネスモデルを脅かしている
  • 中銀は毎回負けるたびに倍賭けするカジノギャンブラーのようだ

資本主義を脅かす中央銀行の低金利・マイナス金利政策に対する自衛策として仮想通貨ビットコインなどの新たな金融テクノロジーが、投資家にとってますます魅力的になる公算が大きい。債券王として知られるビル・グロース氏が予想した。

  同氏は4日公表された10月の投資見通しで、米連邦準備制度と日本銀行、欧州中央銀行(ECB)による政策が貯蓄や投資、経済の成長を育んできた歴史的なビジネスモデルを脅かしつつあると指摘。システムに対する信頼を失った投資家はますます避難先を求めるようになるとコメントした。

  現在15億ドル(約1500億円)規模の「ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」の運用を担当するグロース氏は、「ビットコインと数少ない世界的な銀行の間で使われているブロックチェーンの技術は、将来的な購買力という点で現在保有する資産の価値を安定化する試みの2、3の例だ」と記した。歴史的に見て金もその一例だとし、「いずれにせよ、現行システムに対する挑戦が始まりつつある」と論じた。

  グロース氏によれば、無限の紙幣増刷が可能な限りは機能する戦略で、中銀は負けるたびに倍賭けするカジノギャンブラーに一段と似た行動を取るようになっている。借り入れと景気拡大の促進を狙ったこうしたアプローチは、持続可能な成長を生み出すことに失敗しており、高めの利回りを求める投資家を一段とリスクの大きな資産に向かわせていると指摘した。

原題:Gross Says Bitcoin, Blockchain May Counter Central Banks (1)(抜粋)

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