米グーグル、自前のスマートホーム装置を発表-アマゾンを追撃

  • 新型スピーカー「グーグル・ホーム」は129ドル-「エコー」下回る
  • アマゾンがエコーを発表してから約2年後の展開

アマゾン・ドット・コムが2年前に発売した音声認識端末「エコー」は予期せぬ大ヒット商品となったが、グーグルには予想外の脅威でもある。ユーザーがグーグルのウェブサイトから情報を得るのにエコーに頼るためだ。グーグルは今、反撃に出ようとしている。

  グーグルは4日、見た目や機能がエコーとよく似ている無線の音声制御スピーカー「グーグル・ホーム」を発表した。同機器にはグーグルのデジタルアシスタント技術である対話型インターフェースを搭載。この技術は同社にとってますます重要になっている。主力の検索事業で従来型のコンピューター画面を利用しない世界に対応しつつあるからだ。このスピーカーはフィリップスやサムスン、グーグルの親会社アルファベットのネスト部門が手掛ける他のスマートホーム装置と一体化できる。

  グーグル・ホームと補助装置は、アマゾンがエコーやクラウドベースの音声サービス機能「アレクサ」を投入してから約2年後の展開となる。アップルも音声アシスタント機能「Siri(シリ)」技術を融合するスピーカー装置に取り組んでいる。

  グーグルは検索および人工知能(AI)に関する同社の技術が、誕生して間もないスマートホーム装置市場でより多くの消費者に受け入れられることを目指している。新製品はグーグルが家庭用に設計した他の製品とともに市場に出る。これまでハードウエアの提携相手と協力してきた同社にとって新しい流れだ。

  グーグルはこれまでも自前の装置開発を試みており、その最大の成功例はネット動画視聴用端末「クロームキャスト」だ。同社はクロームキャスト普及に貢献した低めの価格設定をグーグル・ホームにも適用する。新型スピーカーの米小売価格は129ドル(約1万3300円)になる。一方、アマゾンの主力のエコーは179.99ドル、これより小型のスピーカー「エコー・ドット」は49.99ドル。

  グーグルはこの日、クロームキャストの最新版も発表した。「クロームキャスト・ウルトラ」の価格は69ドルと、定番品の2倍余りの価格設定となる。

原題:Google Releases its Own Smart Home Device to Chase Amazon(抜粋)

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