グロース氏、欧州債を短いポジションに入れ替え-テーパリング観測で

  • 残存期間長いポジションについて短いポジションに基本的に入れ替え
  • ドイツ銀の債券保有者は当局が破綻阻止に動くことで保護される

債券王として知られるファンドマネジャーのビル・グロース氏は、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)終了前に債券購入を段階的に縮小する可能性が高いとブルームバーグが伝えたことを受けて、欧州債のポジションの入れ替えを行ったことを明らかにした。

  グロース氏は4日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「それが伝えられるやいなや、ドイツの10年国債相場は1ポイント近く下落した。私も残存期間が長いポジションについて、短いポジションに基本的に入れ替えた」と語った。

  ECBが債券購入プログラムについて月100億ユーロ(約1兆1500億円)ずつのテーパリング(段階的縮小)を開始する可能性があるとブルームバーグがユーロ圏の複数の中央銀行当局者からの情報を引用して伝えた。

グロス氏

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  米ジャナス・キャピタル・グループで債券ファンド「ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」の運用に携わるグロース氏は、欧州債の下落が1日だけの現象である可能性を指摘。一方、今年に入り株価が急落しているドイツ銀行については、ドイツ政府とECBが破綻阻止に動くと予想されるため、債券保有者よりも株主のリスクが大きいとの見方を示した。

原題:Gross Says He Shortened Duration on Europe After Taper News (1)(抜粋)

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