欧州債:総じて下落、テーパリングの必要性でECBコンセンサスか

4日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて下落。欧州中央銀行(ECB)が資産購入プログラムの期間終了前に段階的に買い入れを減らす可能性があると伝えられたことが背景にある。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは約1カ月ぶりの大幅上昇となったほか、同年限のイタリア国債利回りは上昇に転じた。機密事項であることから匿名を希望したユーロ圏中央銀行の当局者によると、この1カ月に政策担当者の間で、資産買い入れのテーパリング(段階的な縮小)が必要になるとの非公式のコンセンサスが形成されたという。一方で、月800億ユーロの現行ペースで量的緩和を延長する可能性も依然排除されていない。

  ラボバンク・インターナショナルの金利戦略責任者、リチャード・マクガイア氏(ロンドン在勤)は「ドイツ長期債が売られた」と述べ、「量的緩和(QE)継続の可能性がまだあることやプログラム縮小がすぐに実施される公算が非常に小さいことを考えると、こうした報道を背景にしたベアスティープ化は一過性で条件反射的な反応だと思う」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇のマイナス0.054%。一時は2bp下げていた。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は0.388下げ100.534。2年物利回りはマイナス0.68%でほぼ変わらず。

  イタリア10年債利回りは4bp上げて1.31%。1.23%まで下げる場面もあった。

  ECBは電子メールで「政策委員会はこのようなテーマについて協議したことがない。ドラギ総裁が前回の記者会見や欧州議会での最近の証言で表明した通りだ」と説明した。

原題:European Bonds Decline as ECB Said to Build Tapering Consensus(抜粋)

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