ECB、低金利が銀行収益に及ぼす影響考慮するべきだ-クノット氏

欧州中央銀行(ECB)はマイナス金利がユーロ圏銀行システムの収益に及ぼす影響を考慮しなければならないと、ECB政策委員会メンバーであるオランダ中央銀行のクノット総裁が語った。

  ECBの緩和的な金融政策で、域内銀行は新規融資の貸出金利引き下げを進めている。一方、預金金利の引き下げにはためらいがあるため資金調達コストは下がっていない。預金金利はすでにほぼゼロで、さらに引き下げれば預金が流出するとの懸念がある。

  クノット氏はオランダ中銀の金融安定報告の発表に際してアムステルダムで記者会見し、「低金利は生命保険会社や年金基金にとって問題であるばかりでなく、銀行の金利収入も損ねている。これが銀行の収益性を圧迫している」と指摘した。

  報告の中でクノット氏は、ECBは金融緩和の副作用を物価安定目標達成に向けた効果に照らして検証しなければならないだろうと論じた。ECBの措置は景気回復を後押ししているとしつつ、同時に資産買い入れプログラムは利回り曲線をフラット化させ、銀行が利益を生むのをより困難にしていると指摘した。

原題:ECB Must Weigh Impact of Low Rates on Bank Profits, Knot Says(抜粋)

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