きょうの国内市況(10月4日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、米製造業の改善と円安推移を好感-輸出や素材、銀行高い

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  東京株式相場は続伸。米国で製造業景況指数が改善し、世界景気に対する不透明感が後退したほか、為替の円安推移も好感された。自動車や電機、精密機器など輸出株、鉄鋼や化学など素材株中心に上げ、銀行株も高い。

  TOPIXの終値は前日比9.49ポイント(0.7%)高の1340.21、日経平均株価は136円98銭(0.8%)高の1万6735円65銭。続伸はTOPIXが9月21日(3日続伸)、日経平均は同6日以来。

  アセットマネジメントOne・運用本部の柏原延行調査グループ長は、「ISMを含め8月分の米景気指標が悪かったのは、経験則的に季節調整のマジックだったことはあり得る」とし、「米国は少なくとも景気拡大局面が続くとみており、今回のISMはそれを裏付ける数字」との見方を示した。

  東証1部の売買高は15億6282万株、売買代金は1兆7528億円とそれぞれ前日に比べやや増えたが、代金は連日で2兆円の大台割れ。9月月間の1日当たり平均1兆9830億円も下回る。値上がり銘柄数は1404、値下がりは441。

  • 東証1部33業種は鉄鋼、銀行、精密機器、鉱業、輸送用機器、海運、化学、電機、非鉄金属、証券・商品先物取引など26業種が上昇。電気・ガス、不動産、陸運、空運、食料品、その他製品、パルプ・紙の7業種は下落。

  • 売買代金上位ではトヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、小野薬品工業、東京エレクトロン、信越化学工業、JFEホールディングスが高く、ことしのノーベル生理学・医学賞が東京工業大学の大隅良典栄誉教授に贈られることが決まり、細胞の自食作用(オートファジー)関連としてタカラバイオも高い。半面、任天堂やスズキ、ユニー・ファミリーマートホールディングス、住友不動産、実質的な営業増益モメンタムが足元で鈍化したとみられたキユーピーは安い。

●債券下落、株高・円安が重し-新枠組み後で初の10年入札は予想上回る

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  債券相場は下落。米経済指標の改善を背景とした株式相場の上昇や円安進行が重しとなった。一方、日本銀行が導入した新たな政策枠組みの下で初めての10年国債入札は予想をやや上回り、一時的に買いが優勢となる場面も見られた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比8銭安の152円08銭で取引を開始し、一時151円97銭まで水準を切り下げた。10年債入札結果発表後に152円13銭まで値を戻したが、買いは続かず、結局は6銭安の152円10銭で引けた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.055%と、9月26日以来の高水準で開始した。その後、入札結果発表を受けてマイナス0.075%まで戻している。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、10年債入札について、「無難に消化された」とし、「事前にだいぶ準備してきたということでいったんは買い戻しが入っている」と説明した。ただ、「円安・株高といった外部環境の流れの中、リスクセンチメントの改善に伴って債券はグローバルに上値が重い」と話した。

  財務省が発表した表面利率0.1%の10年利付国債(344回債)の入札結果によると、最低落札価格が101円57銭と、市場予想の101円56銭を上回った。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2銭と、前回と同水準。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.82倍と6月以来の高水準となった。
  

●ドル・円は2週間ぶり102円台に上昇、米指標改善や日本株高上昇で

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が約2週間ぶりとなる1ドル=102円台に上昇。米製造業景況指数の改善を受けた米金利上昇や日本株の続伸に伴うリスクセンチメントの改善を背景に、ドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時45分現在のドル・円相場は前日終値比0.7%高の102円36銭。午前には一時102円39銭と9月21日以来の水準までドル高・円安が進んだ。円は主要16通貨に対して全面安の展開となっている。

  バークレイズ証券の門田真一郎シニア為替・債券ストラジストは、ドル・円相場について、「昨晩の米供給管理協会(ISM)指数が予想より強めに出たのでドル買いが進んだ」と指摘。ただ、「102円台半ばでは上値が重くなっている。大きくレンジを超える状況ではない。米雇用統計を見ながらドル買いが続くのかを見極めたい」とも語った。

  ISMが3日発表した9月の製造業総合景況指数は51.5と、前月の49.4から上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は50.4だった。米金利先物動向に基づきブルームバーグが算出した年内の米利上げ確率は、3日時点で60.9%と前週末の59.3%からやや上昇した。

  

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