米TPG:豪州で関連2社の大型IPOを準備、11月に実施-関係者

  • 2社はインガムズ・エンタープライゼスとアリンタ・エナジー
  • 今年前半低迷していた豪IPO市場の持ち直しに寄与する可能性

700億米ドル(約7兆1600億円)相当を運用する米代替資産運用会社TPGは来月、オーストラリアで関連企業2社を上場させる。いずれも大規模な新規株式公開(IPO)で、今年前半低迷していた豪IPO市場の持ち直しに寄与する可能性がある。

  非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べたところによれば、鶏肉会社のインガムズ・エンタープライゼスとエネルギー会社アリンタ・エナジー・ホールディングスが11月に行うIPOに向けTPGは準備を進めている。

  プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社や金融機関などアリンタの既存株主は最大20億豪ドル(約1570億円)のIPOを目指しているとみられ、TPGが経営権を握るインガムズは最大16億豪ドルの価値があると評価される可能性があるという。

  ブルームバーグのデータによれば、豪州で今年最大の上場は、配管設備メーカーのリライアンス・ワールドワイドで、4月の同社IPOは約9億1900万豪ドル規模だった。TPGの広報業務を請け負っているシドニー在勤の担当者はコメントを控えた。

  関係者によると、豪州とニュージーランドで発電所を運営するほか送電やガスパイプラインなども手掛けるアリンタのIPOは、ゴールドマン・サックス・グループとマッコーリー・グループ、UBSグループが共同グローバルコーディネーターで、クレディ・スイス・グループとモルガン・スタンレーが共同リードマネジャー。

  インガムズのIPOはクレディ・スイスとマッコーリー、UBSがグローバルコーディネーターを務め、シティグループとゴールドマン、モルガン・スタンレーが共同リードマネジャーだという。銀行の担当者はいずれのIPOについてもコメントを控えている。

原題:TPG to Revive Australia Market With Year’s Biggest Listings (1)(抜粋)

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