米債券と株が下落、米製造業統計で利上げ観測-ポンド安で英国株上昇

  • 9月の新規受注と生産は景気拡大を示す水準に転じる
  • 「金融当局が利上げするという見方が広がりつつある」とカナリー氏

米製造業の拡大を示す統計を受けて年内に米金融当局が利上げするとの観測が広がったことから、3日の債券相場は株式相場と共に下落した。英ポンドも安い。英国が欧州連合(EU)からの「ハードな離脱」に向かう可能性が懸念された。

製造ライン上のフォードのトラック(ケンタッキー州)

Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

  米国債相場は全般に下落。先週まで3週連続で上昇したS&P500種株価指数は反落。通貨安が輸出業者を後押しするとして、英国株は西欧の株式市場で最大の上げを記録した。一方、コロンビア政府が和平合意に関して国民投票で支持を取り付けられなかったため、主要な税制改革を実行できないとの観測が高まり、同国資産は値下がりした。先週示された石油輸出国機構(OPEC)の政策転換を受けて原油相場は上昇。

  トレーダーらは今週、米利上げ時期の手掛かりとなるデータを見極めようと米経済指標に注目している。9月の新規受注と生産は景気拡大を示す水準に転じ、米製造業全般の緩やかな改善が示された。ブルームバーグのエコノミスト調査によれば、今週後半に予定される雇用統計では、雇用ペースの回復が示される可能性がある。

  LPLファイナンシャル(ボストン)のチーフ経済ストラテジスト、ジョン・カナリー氏は「債券市場に注目する必要がある。それが鍵だ。市場では米金融当局が利上げするという見方が広がりつつある」と指摘した。

原題:Bonds, Stocks Fall on U.S. Data as Pound Sinks Amid Brexit Angst(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE