ブラジル株:ボベスパとレアル上昇-地方選の結果受け成長回復に期待

  • 地方選での労働党の敗北でテメル政権の政策支持への期待広がる
  • ボベスパ指数とレアルは今年これまで世界トップのパフォーマンス

3日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。複数の自治体で行われた統一地方選挙の結果を受け、連邦政府は成長回復に向けた政策を推進する上での支持を獲得できるとの楽観的見方が強まった。通貨レアルも高い。

  ボベスパ指数は前週末比1.9%高の59461.23で終了。米州の株価指数の中で値上がり率トップだった。レアルは1.6%高の1ドル=3.2099レアル。テメル大統領による財政立て直しへの期待から、今年に入りレアルは24%、ボベスパ指数はドル・ベースで68%それぞれ上昇している。

  週末の地方選では、テメル大統領率いるブラジル民主運動党(PMDB)と主要な連立政党ブラジル社会民主党(PSDB)が最大の勝者となった一方、罷免されたルセフ前大統領の出身母体である労働党(PT)は惨敗、最大都市サンパウロの首長職も失った。投資家は、この結果がブラジルの回復に向けプラスとみている。

  インフィニティ・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、ジェイソン・ビエイラ氏は「改善を議論することが可能となった。状況は落ち着きつつあり、資産配分戦略を考える上で政治的混乱よりも経済が重要になってくる」と語った。

  ボベスパ指数構成58銘柄中下落は4銘柄のみ。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングとブラジル石油公社(ペトロブラス)がボベスパ指数の上げに最も寄与した。ペトロブラスは、新体制の下で資産売却と債務削減を打ち出し、今年これまでに109%上昇している。

原題:Brazil Real, Stocks Gain on Recovery Bets After Election Results(抜粋)

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