欧州債:イタリア債とスペイン債の利回り格差拡大-国民投票めぐる観測

3日の欧州債市場ではイタリア国債が下落。スペイン10年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が約2年ぶりの大きさに広がった。最新の世論調査は、レンツィ伊首相の進退が問われる政治改革法案の国民投票の結果が予断を許さない状況であることを明らかにした。

  イタリア10年債はこの日下げ、先週の上げを解消した。同国紙コリエレ・デラ・セラの委託でIpsosが実施した世論調査によれば、12月4日の国民投票で有権者の25%が反対票を投じる意向。これに対し支持を表明したのは23%。レンツィ首相は同案が否決されたら辞任する意思を示している。

  みずほインターナショナルの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏(ロンドン在勤)は世論調査結果が「イタリア国債の重しとなっているのは明らかだ」とし、「欧州金融セクター全般の問題にイタリアが影響を受けやすいと市場がみなしている事実もある。これもイタリアを圧迫している」と語った。

  ロンドン時間午後4時33分現在、イタリア10年債利回りは前週末比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.24%。先週は3bp下げていた。同国債(表面利率1.6%、2026年6月償還)価格はこの日、0.5下げ103.28。

  同年限のスペイン国債に対するスプレッドは33bpに拡大。これは終値ベースで2014年10月以来の大きさとなる。

原題:Italian Yields at Two-Year High Versus Spain on Referendum Poll(抜粋)

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