欧州の銀行が2万人の削減計画を発表、INGがコメルツ銀に続く

  • INGは5年で5800人削減へ
  • 規制対応のコストや低金利が利益圧迫

欧州の銀行が人員削減を再開した。厳格な規制と低金利で利益が圧迫される中、約2万人の削減を計画している。

  オランダのINGグループは3日、今後5年に約5800人を削減する計画を明らかにした。インターネットやモバイルバンキングに軸足を移しシステムの自動化を進める。ドイツのコメルツ銀行は先週、9600人削減の計画を公表。スペインのポプラール・エスパニョール銀行は最大3000人を減らすとしている。

大幅人員削減を発表したINGグループ

Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

  ベルビュー・アセット・マネジメント(スイス)のファンドマネジャー、カリム・ベルトーニ氏は「銀行は規制対応のための高いコストに加え、低金利環境下のマージンと価格をめぐる競争に直面している」とし、「コストを減らす必要があり、人件費はコストの最大部分を占める一つだ」と解説した。

  世界金融危機と欧州債務危機後の収益力回復に苦戦している欧州の銀行では人員削減が続きそうだ。ドイツ銀行も、国内で約1000人の削減について週内に従業員側代表と合意に至る見込みだと、事情に詳しい関係者が述べている。昨年発表した削減計画の一環だという。

  ドイツ銀のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は2015年10月に発表した戦略の下で、ドイツ国内の4000人を含め世界で9000人を削減する計画。

原題:European Banks Cutting 20,000 Jobs as ING Joins Commerzbank, ABN(抜粋)

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