EU離脱選択、英腕時計メーカーのブレモントに追い風-スイスは苦戦

  • 観光客が増加する中、ポンド下落で英国での高級品向け支出が増加
  • EU離脱決定の影響、ブレモントの香港での売り上げ落ち込み補う

スイスの腕時計メーカーの輸出は1年2カ月連続で減少している。しかし、高級腕時計よりも毎年ボートレース大会「ロイヤル・レガッタ」が開かれることで知られる英国のヘンリー・オン・テムズにある小規模の腕時計メーカーは、その流れに反して好調だ。

  英腕時計メーカー、ブレモントの共同創業者、ジャイルズ・イングリッシュ氏によれば、腕時計の英国での売り上げは欧州連合(EU)離脱をめぐって国民投票が行われた6月以降、ポンドの下落に伴って増加している。これにより同社は、香港での腕時計販売の急減を乗り切っている。香港での売り上げ減少は、スイスの腕時計メーカー不振の一因となっている

スイスの高級時計メーカーは苦戦

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  イングリッシュ氏は本社に隣接する会議室でのインタビューで「状況は非常にポジティブだ」と語った。

  ブレモントの成功は、EU離脱選択が英国の一部の高級品販売会社にとって少なくとも短期的には有利に働いていることを示している。物品の値段が下がり、富裕層の観光客が引き付けられているためだ。ブレモントは非上場だが、バーバリー・グループマルベリー・グループなど英国の高級品販売会社の株価は国民投票以降、上昇している。

原題:Brexit Boosts British Watchmaker Bremont as Swiss Suffer(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE