9・11遺族がサウジに損害賠償請求-提訴可能にする法成立から2日後

  • 原告はテロ時に海軍中佐の夫を国防総省で亡くした女性とその娘
  • サウジがアルカイダとビンラディン容疑者を支援したと原告は主張

2001年9月11日の米同時多発テロで夫を亡くした米国人女性が9月30日、サウジアラビアを提訴した。米国でのテロ行為に関与したとされる外国政府に遺族が損害賠償を求めることを可能にする法が米議会で2日前の28日に成立したばかり。

  提訴したのはステファニー・デシモンさん。ワシントンの米連邦地裁に提出した訴状の中で、サウジアラビアが国際テロ組織アルカイダとその指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を支援したと主張している。デシモンさんは夫のパトリック・ダン海軍中佐が国防総省で死亡した当時に妊娠していたため、原告に娘も加えた。損害賠償額は特定していない。原告は懲罰的賠償も求めている。

  同時テロでは、飛行機をハイジャックした実行犯19人のうち15人がサウジアラビアの国籍を持っていた。乗っ取られた4機のうち、1機が国防総省に激突。2機はニューヨークの世界貿易センタービルを破壊し、残る1機は乗客が犯人と戦ったがペンシルベニア州に墜落した。

  サウジアラビアはこれまでに、テロへの関与を否定している。今回の提訴について、大使館にコメントを求める電子メールを送付したが、これまでのところ応答はない。
  
原題:Sept. 11 Widow Sues Saudi Arabia Following Congress Override (1)(抜粋)

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