【ECB要人発言録】インフレのオーバーシュート必要にも-ビスコ氏

9月26日から10月2日までの欧州中央銀行 (ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<9月30日>
ラウテンシュレーガー理事(独紙ベルゼン・ツァイトゥング):現時点では金融刺激策を拡大する理由は見当たらない。出口を注意深く準備する必要があるのは言うまでもない。

ビスコ・イタリア中銀総裁(同国紙フォリオとのインタビューで):インフレ率が一時的に目標を上回ることが必要かもしれない。そうは言っても、現在の問題は依然、どうやって2%に近づけるかだ

<9月29日>
ヤズベツ・スロベニア中銀総裁(リュブリャナで記者団に):ECBが非標準的な政策措置の一部として株式買い入れを検討するのは時期尚早であるのは確かだ。ECBは「常に非常標準的な措置を話し合っており」、それにはECBの金融政策の効率を高める選択肢も含まれる。

リイカネン総裁・フィンランド中銀総裁(ECBの金融政策に関する声明で):経済政策を決定する全員が低成長と低インフレが長期化しないことを確実にするよう目指す必要がある。金融政策だけで長期的な経済成長を生み出すことはできない。

バイトマン独連銀総裁(ベルリンの会議で):ECBの刺激策について独連銀は差し当たって、拡大的な金融政策が妥当かつ適切だと原則的に考えている。最終的にインフレ見通しが許せば直ちにECBは超緩和的な金融政策をやめる必要がある。

<9月28日>
ドラギ総裁(独議会証言):ECBの金融政策措置の成果を完全に享受するためには他の政策分野が各国および欧州レベルで今よりもはるかに断固として貢献する必要がある。

<9月27日>
レーン・アイルランド中銀総裁(ニューヨークでの講演で):政策金利が低水準に必要以上にとどまらないよう確実にする上で、短期的には強力な緩和的金融政策が最善の方法だ。

<9月26日>
ドラギ総裁(欧州議会経済金融委員会で証言):ユーロ圏の回復は緩やか、かつ着実なペースで続くと見込まれるが、勢いは6月に予想したよりもやや弱い。域内の繁栄には、弱者に必要な保護を提供しつつ成長を解き放ち、失業者を減らし、個人に活力を与える各国政府の行動が必要。ECBは極めて大規模な金融政策による支援を維持し、正当化される場合、責務の範囲内で利用可能なあらゆる手段を駆使して行動する。

レーン・アイルランド中銀総裁(ブルームバーグTVとのインタビューで):(現行政策は景気てこ入れに寄与してきたが)インフレ率が目標に戻ったわけではないため、この戦略を続けなければならない。

クーレ理事(南ドイツ新聞とのインタビューで):自身としてはECBが銀行の債券を買い入れることを支持しない。ECBの緩和的な金融政策の解除については、検討できるようになることさえずっと先だろう。

クーレ理事(ローマで講演):長期にわたる低金利が恒久的低金利状態へと移行すると、通常の金融政策措置を講じる余地が極めて限定されるだろう。しかし、もっと厳しい問題は、世代間の格差ならびに社会構造を分断する恐れがあることだ。

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