30日の欧州株式市場では銀行株が反発。ドイツ銀行が財務状態への懸念から売りを浴びたものの、米当局との合意が近いとの報道を手掛かりに反発した。

  指標のストックス欧州600指数を構成する銀行銘柄は一時3.8%下げたものの、0.6%高で引けた。一時9%安となったドイツ銀は6.4%値上がりした。取引時間終盤に住宅ローン担保証券問題をめぐり54億ドルの支払いで米司法省と合意に近づいていると伝わった。これは司法省が当初求めていた額の半分にも満たない。約10社のヘッジファンド顧客がドイツ銀へのエクスポージャーを減らしたと報じられ、同行株は朝方に最安値を更新する場面もあった。

  ランプ・アセット・マネジメント(デュッセルドルフ)のシニア株式マネジャー、ミヒャエル・ボイシュネック氏は「第3四半期の最終取引日で、多くの投信会社にとっては年度末にも当たる。これら投信の多くがドイツ銀株を保有している。株価が1桁台になることを望んでおらず、そのため買っている可能性もある。午前中にあった問題は全て今もあり、来週も存在するだろう」と語った。

  ストックス600指数は前日比0.1%高の342.92で終了。一時は1.7%安となったが下げを埋めた。前週末比では0.7%安。ユーロ圏の株価下落に備えたオプション費用に連動するVストックス指数は今週17%上昇し、ここ1カ月余りで最大の上げとなった。

原題:Europe Lenders Rise With Deutsche Bank to End Week of Stock Woes(抜粋)

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