30日の欧州債市場ではドイツ国債が週間ベースで3週続伸となった。10年物利回りは7月以来の低水準に接近した。ドイツ銀行の財務健全性をめぐる懸念の高まりを受け、ユーロ圏内で最も安全とされる同国債の需要が強まった。

  だが、ドイツ銀行が米当局と当初伝えられたより大幅に少ない金額での支払いで合意に近づいているとの報道が取引時間終盤に流れ、同行株は上場来安値から反発。併せてドイツ国債はそれまでの上げを消した。周辺国債は序盤の下げから切り返した。

  ドイツ2年債は週間ベースで6週続伸。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和プログラムの購入対象から外れている同銘柄の上昇は、リスク資産に対する投資家心理が引き続き弱い状況を示唆している。

  ソシエテ・ジェネラルのグローバル金利・外為戦略責任者、バンサン・シェニョー氏(ロンドン在勤)は、「われわれはどちらかと言えばリスクオフで、質への逃避の状態にある。質への逃避で株式と国債相場は連動している」とし、「現在は極めて危険な状態にある」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、独10年債利回りは前日比ほぼ変わらずのマイナス0.12%。一時は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げ、7月12日以来の低水準に並んだ。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は101.186。

  独2年債利回りはマイナス0.68%。前週末比では1bp下げた。

  オランダ10年債利回りはほぼ変わらずのゼロ%。マイナス0.04%まで下げる場面もあった。同年限のスペイン国債利回りは4bp下げて0.88%。

原題:German Bonds Post Third Weekly Gain Amid Deutsche Bank’s Woes(抜粋)

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