ユーロ圏:9月はインフレ加速、14年来の高水準-コアは前月から横ばい

  • インフレ率は0.4%に上昇、市場予想と一致
  • 8月の域内失業率は10.1%、7月と同水準

ユーロ圏では9月にインフレが加速し、2014年終盤以来の高水準となった。欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した。

  発表によれば、9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.4%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値と一致した。コアインフレ率は0.8%で、8月と同水準にとどまった。エコノミスト調査では0.9%が見込まれていた。

  ユーロ圏のインフレ率は徐々に上昇しているものの、欧州中央銀行(ECB)が目安とする2%弱には程遠い。ドラギ総裁はインフレ押し上げに向けた措置を継続すると表明している。

  キャピタル・エコノミクスの欧州担当エコノミスト、ジャック・アレン氏は「原油価格が急反落しない限り、総合インフレ率は向こう数か月にわたりECBのインフレ目安に向かって上昇するだろう。エネルギー価格のマイナス効果がようやく消えつつある」と述べた上で、「これは一時的なものにすぎない。コアインフレ圧力は弱い状態が続くからだ」と語った。

  ユーロスタットによれば、9月のエネルギー価格は前年同月比3%下落。8月の5.6%から下落率が縮小した。ドイツとスペインのインフレ率も9月は上昇した。

  同日発表された8月のユーロ圏失業率は10.1%と、7月と同水準。エコノミスト調査では10%への低下が見込まれていた。

原題:Euro-Area Inflation Accelerates to Fastest Rate Since 2014 (1)(抜粋)

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