きょうの国内市況(9月30日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反落、欧州金融リスクを警戒-輸出や金融、内需広く売られる

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  東京株式相場は反落。ドイツ銀行の経営問題が欧州金融市場に広がるリスクが警戒され、輸送用機器など輸出株、非鉄金属など素材株、銀行など金融株、電力・ガス株など幅広い業種が売られた。

  TOPIXの終値は前日比20.47ポイント(1.5%)安の1322.78、日経平均株価は243円87銭(1.5%)安の1万6449円84銭。日経平均は15日以来、およそ2週間ぶりの安値水準。

  東京海上日動火災保険・資産運用第2部の桑山祐介課長代理は、ドイツ銀の経営不安が「金融システム全体に波及するのではないかと一部に警戒感がある」と指摘。個別の問題として次第に落ち着く可能性が高いとみるが、現時点では「日米の金融政策会合を終え、材料不足の中で売りのきっかけにされている」と言う。

  東証1部の売買高は18億1958万株、売買代金は2兆461億円。上昇銘柄数は256、下落は1658。

  • 東証1部33業種は電気・ガス、海運、その他金融、パルプ・紙、銀行、非鉄金属、輸送用機器、鉄鋼、証券・商品先物取引、保険など30業種が下落。石油・石炭製品、不動産、鉱業の3業種は上昇。29日のニューヨーク原油先物は1.7%高と続伸していた。

  • 売買代金上位ではトヨタ自動車や楽天、ソフトバンクグループ、ソニー、オリックス、東芝、パナソニック、新日鉄住金、東京電力ホールディングス、クボタが安い。半面、日本曹達や三菱地所、ローム、江崎グリコは高く、英ARM傘下企業とパートナー契約を結んだソフトバンク・テクノロジーは急伸。

●長期金利が上昇、長期ゾーンの日銀買いオペ減額で売り-中期債は堅調

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  債券市場では長期金利が上昇。一時マイナス0.07%と3営業日ぶりの高水準を付けた。日本銀行が長期ゾーンの国債買い入れオペを減額したことを受けて売りが優勢となった。半面、中期債と先物相場は買いが優勢で堅調推移となった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.09%で開始。午前10時10分の日銀オペ通知後には一時2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.07%と、27日以来の水準に上昇した。その後はマイナス0.08%を付けている。

  新発20年物の158回債利回りは1bp低い0.33%で始まった後、一時は0.365%まで上昇した。新発30年物52回債利回りは1.5bp低い0.42%で始まった後、0.47%まで水準を切り上げた。新発40年物の9回債利回りは0.5bp低い0.505%で推移した。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「日銀オペでの5-10年ゾーンの減額は、10年債利回りがマイナス0.09%まで低下していたことを考えると『なきにしもあらず』だった」と指摘。「次の決定会合まではマイナス0.10%までは下げたくないという日銀からのサインとみることもできる。超長期ゾーンは減額しなかったため、市場の反応は10年まではベアスティープ化、10年超はベアフラット化と、完全に分断されている」と話した。

  一方、中期債は堅調。新発2年物の369回債利回りは2bp低いマイナス0.285%まで低下した。新発5年物の129回債利回りは1bp低いマイナス0.25%と8月1日以来の低水準を付けた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比6銭高の152円37銭で取引を開始し、いったん152円39銭まで上昇した。日銀オペ通知後は売りが優勢となり、152円15銭まで下落した。午後に入ると、オペの結果に波乱なかったことを受けて、プラス圏に値を戻し、結局は3銭高の152円34銭で引けた。

  日銀が実施した今月10回目となる長期国債買い入れオペの結果によると、前回4300億円から4100億円へ減額となった残存期間「5年超10年以下」の応札倍率は前回から低下した。一方、前回と同額だった「10年超25年以下」と「25年超」は上昇した。

●ドル・円は100円台後半、欧州銀不安が重し-一時上昇場面も続かず

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場は上値の重い展開。欧州の金融機関に対する懸念を背景にセンチメントの悪化が重しとなった。

  午後3時55分現在のドル・円は前日比0.2%安の1ドル=100円88銭。正午ごろに101円78銭まで急速にドル高・円安に振れる場面が見られたが、午後3時すぎには101円を割り込み、一時100円76銭まで値を切り下げた。

  あおぞら銀行市場商品部部長の諸我晃氏は、期末ということで日中は特段方向感が出る動きはないかもしれないが、「欧州で金融機関の不安の話が出てきているので、リスクセンチメントはあまり良くない」と指摘。原油の上昇はドル・円が上に行く要因だがそれも一服しているところで、来週に向けて「ドル・円は上値の重い展開だと思う」と話した。

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