ウォール街から株式投資家へ-この年末は上げ相場期待できそうにない

  • 10-12月は歴史的にS&P500種が最も上昇する時期だった
  • ストラテジストの予想によると、現水準から1%弱しか動かない公算

米国株市場ではここ何十年も、北東部で紅葉が始まる季節になれば深く考えずに株式を買い、値上がりという大豊作の準備をしていればよかった。だが、今年は不作かもしれない。

ウォール街

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ウォール街のストラテジストの予想がそう示唆する。米大統領選や金利、バリュエーション(株価評価)をめぐる不安が彼らを、今年の年末シーズンを前に異例な弱気ムードにさせている。ブルームバーグがストラテジスト19人を対象とした調査の平均値によると、米S&P500種株価指数の年末水準は2171と、29日の終値を1%も上回らない。

  1970年以降、S&P500種の騰落率が最も良いのは平均して10ー12月(第4四半期)で、特に2009年に始まった現在の強気相場ではそれが顕著だ。過去7年半、指数は同四半期に平均6.7%上昇した。この上昇率は次に良かった四半期の倍以上。

  カナコード・ジェニュイティで米国株調査の共同責任者を務めるトニー・ドワイヤー氏は、「資金を投じるには理由が必要で、ポートフォリオマネジャーらは方向感を持たずに静観している」と指摘。「この状態から誰かが飛び出るには、ファンダメンタルズの変化や何らかの売られ過ぎ状況、あるいはさらなる経済データが必要だ」と説明した。

原題:Wall Street Says Annual Holiday Rally Isn’t in Cards This Year(抜粋)

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