中国人民銀は来年中にも政策引き締めに転換か-エコノミストの見方

  • 人民銀の次の重要な政策は金利コリドーを通じた金利誘導と予想
  • ブルームバーグがエコノミスト18人を対象に調査

中国経済が現在安定し、主要都市の住宅が急騰していることから、エコノミストらは追加金融緩和の予想を後退させており、一部は引き締めへの転換を見込んでいる。

  金融政策の枠組み変更が進む中、中国人民銀行が次に講じる重要な政策は従来の貸出・預金基準金利の操作ではなく、金利コリドーを通じた金利誘導になりそうだ。ブルームバーグが9月19-26日にエコノミスト18人を対象に実施した調査で明らかになった。

  そのほか、金融政策が引き締めへとシフトする時期については15人が3年以内と予想。そのうち4人が来年、1人が年内と回答した。人民銀金融政策の次の大きな動きについては、7人が短期と中期、長期の貸出ファシリティーの変更を通じた金利コリドーによる誘導だと予測。4人が預金準備率の操作を通じた誘導、3人がレポ金利の操作による誘導だとした。1年物の貸出・預金基準金利の変更としたのは1人にとどまり、同基準金利と預金準備率の組み合わせとの回答も1人だった。またエコノミストの大半が人民元は来年末までに底を打つと予想した。

  来年前半に引き締めへのシフトが起こると予想した建銀国際のエコノミスト、崔暦氏は「過熱しつつある不動産市場をめぐる懸念を考慮し、われわれは人民銀が追加緩和を行わないとみている」とし、「不動産の値上がりを抑えるため、近いうちに人民銀は不動産ローンの基準を徐々に厳格化する可能性が高い」と指摘した。

原題:PBOC Seen Switching to Broad Monetary Tightening as Soon as 2017(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE