8月鉱工業生産は2カ月ぶり上昇-市場予想を上回る

8月の鉱工業生産指数(速報値)は前月比で2カ月ぶりに上昇した。電子部品・デバイスや情報通信機械などがプラスに寄与し、市場予想を上回った。

  経産省が30日発表した生産指数は季節調整済み前月比1.5%上昇した。ブルームバーグが集計したエコノミストの予想中央値は0.5%上昇だった。8月の出荷指数は1.3%低下、在庫指数は0.1%上昇。先行きの予測指数は9月が2.2%上昇、10月が1.2%上昇となっている。8月の生産指数は前年同月比では4.6%上昇した。

  同省は「生産は一進一退で推移しているが、一部に持ち直しがみられる」としていた前月の基調判断を「生産は緩やかな持ち直しの動きがみられる」に変更した。

  第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミストは23日付のリポートで、鉱工業生産はならしてみると横ばい圏内の動きを続けている」と指摘。その上で、「需要面でのけん引役不在の状況が変わっていないことに加え、在庫調整圧力も残っており、生産が停滞を脱するにはまだ時間がかかりそうだ」との見方を示していた。

  

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE