トレーダーの停職処分は上司もつらい-元バークレイズ幹部が告白

  • クラーク氏が解雇を不服として訴えた審判所の審理でブル氏が証言
  • クラーク氏は為替操作の調査が始まる中で13年に停職処分となった

英銀バークレイズの法人・投資銀行の最高執行責任者(COO)だったジャスティン・ブル氏は、内部調査で外国為替操作の責任を問われたトレーダーを停職処分とする際に「気まずい」思いをしたと告白した。

  為替操作疑惑の調査に監督当局が乗り出す中で、2013年に停職処分となった同行の元為替トレーダー、マーク・クラーク氏は、バークレイズによる解雇を不服として、ロンドンの雇用審判所に訴えを起こした。15年4月まで法人・投資銀行のCOOを務めたブル氏は27日の証言で、クラーク氏との話し合いに言及し、「自分が関与した決定でなかったため、このプロセスをめぐり相当気まずい思いした」と語った。

  ブル氏の証言によれば、非公開情報をライバル行と共有し、為替スポットレートの操作を試みたほか、銀行の評判に「悪影響を与える恐れのある他の行為にも関与した」可能性があるとして、クラーク氏は懲戒プロセスの対象となり、これを監督する役割がブル氏に割り当てられた。

バークレイズ本社(右、ロンドン)

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  クラーク氏の元同僚で、不当解雇の訴えを起こしたジャック・マリー氏の7月の審理でもブル氏は、停職処分となるトレーダーに対し、「非常に大きな気まずさと同情の念」を感じずにいられなかったと証言していた。同氏は27日の証言で、「乱暴あるいは露骨な言葉、他行トレーダーとのチャット『カルテル』への参加について日常的に言及することが不適切であるのは、行員の誰の目にも明らかだったはずだ」と主張した。

原題:Ex-Barclays COO Again Expresses Unease With Trader Suspensions(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE