米アトランタ連銀総裁:「そう遠くない将来」に利上げあり得る

米アトランタ連銀のロックハート総裁は、金融当局は最大限の雇用および2%付近での安定したインフレという目標に近づきつつあり、そう遠くない将来に経済は利上げが可能な状態になるとの認識を示した。

  連邦公開市場委員会(FOMC)は先週の会合で政策金利を据え置き、声明では「当面」、FOMCの目標に向けて進展を続けているというさらなる証拠を待つことを決めたと記された。

  ロックハート総裁は29日、フロリダ州オーランドで講演。事前に配布された原稿によれば、「私の見解では、声明に出てくる『当面』という表現は、そう遠くない将来に政策の変更が起きる可能性があることを示唆している」と指摘。その上で、「次の行動を起こす前に、当局の責務達成に向けた進展の証拠をもう少し目にするのは理にかなうという大多数の見解を支持した」と述べた。

ロックハート総裁

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

  このほか、「成長ペースは比較的遅いものの、当局は目標の達成に近づきつつある」とし、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は1.6%だと指摘。その上で「コアインフレ率もまだ十分に届いていないことが重要かどうかについては、エコノミストと政策当局者の間で見解にやや開きがある」と述べた。

  ロックハート総裁は、労働市場には吸収すべきスラックがまだ多少残っているとの認識を示し「政策当局者として、労働市場に残るスラックを吸収するため、当面は経済が潜在成長をやや上回るペースで拡大することを望んでいる」と語った。

原題:Fed’s Lockhart Sees Potential for Raising Rates ‘Before Long’(抜粋)

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