欧州債:ドイツ10年債が反落、OPEC減産合意でインフレ上昇に期待

29日の欧州債市場では、ドイツ10年債が4営業日ぶりに下落。石油輸出国機構(OPEC)の原油減産合意が消費者物価を押し上げ、ECBの取り組みを後押しするとの臆測が背景にある。

  OPECが28日にアルジェで開いた会合で予想外の合意を成立させ、ドイツ10年債は11週間ぶりの安値近辺から上昇。原油価格は過去5カ月間で最大の上昇を果たした。

  トロント・ドミニオン銀行(TD)のグローバル戦略責任者、リチャード・ケリー氏はOPECの合意について、「この日の市場に影響はあったが、全世界のインフレにどのような持続的影響があり、実際に何が変わったのかなど多くの疑問がある」と指摘。「28日の会合では誰も多くの成果を期待していなかったため、やや価格水準の修正が見られている。長期的には状況は何も変わっていない」と述べた。

  ロンドン時間午後4時1分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇のマイナス0.12%。27日にはマイナス0.16%と、7月12日以来の低水準を付けていた。2026年8月償還のゼロクーポン債価格はこの日、0.296下げ101.149となった。

原題:German Bonds Fall First Time in 4 Days After OPEC Oil Output Cut(抜粋)

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