インド、株・通貨・国債のトリプル安-パキスタン内のテロ拠点攻撃で

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29日のインド金融市場では株価指数が大幅安。通貨ルピーと国債も下げ幅を拡大し、トリプル安となった。インド軍の発表によると、同国軍は28日夜にパキスタン領内のテロリスト拠点を攻撃した。

  インド株の指標であるS&P・BSEセンセックスは前日比1.6%安の27827.53と、1カ月ぶりの安値で引けた。一時は2%安となった。ルピーの対ドル相場はムンバイ時間午後4時14分現在、前日比0.6%安の1ドル=66.86ルピー。同国債(2026年9月償還)の利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の6.86%と、2015年8月以来の大きな上げを記録する勢いだ。

  インド軍の軍事作戦責任者ランビル・シン氏は29日のニューデリーでの会見で、インドに潜入するため組織された武装勢力がこの攻撃で大きな打撃を受けたと述べた。作戦を継続する計画はないと同氏は付け加えた。一方、パキスタン軍はインド軍の主張をはねつけ、「思い違い」をしていると越境攻撃を非難した。

  HDFC銀行の為替取引責任者、アシュトシュ・ライナ氏(ムンバイ在勤)は、この攻撃をめぐる展開について「インド経済にとって悪材料だ」とし、「越境攻撃や隣国との緊張はいかなるものでもセンチメントに間違いなく響く」と語った。

原題:Indian Markets Slump as Nation Attacks Terror Camps in Pakistan(抜粋)

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