インド軍、パキスタン領内のテロリスト拠点を攻撃

更新日時
  • 作戦を終了し、追加攻撃の計画はないと軍事作戦責任者
  • パキスタン首相、兵士2人の死亡を確認

インドは28日遅く、パキスタン領内にあるテロリスト拠点を攻撃した。インド軍が29日発表した。

  軍事作戦責任者ランビル・シン氏はニューデリーでの記者会見で、インドに潜入するため組織された武装勢力が大きな打撃を受けたと述べた。作戦を終了し、追加攻撃の計画はないと同氏は付け加えた。

  英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のシャシャンク・ジョシ研究員は電子メールで、「極めて重要な意味を持つ発表だ。インドは1990年代から2010年より前にかけ、多く地点に対し密かに報復的な越境攻撃を実施していた。だがそうした行動をはっきりと発表することは、挑発的な新たなアプローチだ。インド軍がパキスタン領内にどの程度入ったかや標的の性質にもよるが、より大胆な作戦の一部である可能性がある」と指摘した。

  いずれも核保有国であるインドとパキスタンは、カシミール地方の領有権をめぐり対立。同地域にあるインド軍の拠点への攻撃についてインドがパキスタンを非難し、緊張が高まっていた。パキスタンの指導者らは関与を否定しているものの、インドのモディ首相はイスラマバードで開催される予定の南アジア地域協力連合(SAARC)首脳会議への参加を取りやめる方針を今週示した。

  インド軍の発表を受け、パキスタンのシャリフ首相は国営テレビで、パキスタン軍には国境を守る能力があると表明。事実上の国境線を越えた攻撃を非難し、パキスタン人兵士2人が死亡したことも明らかにした。

原題:India Strikes Pakistan Terror Camps as Modi Hits Back for Attack(抜粋)

(2段落目以降にパキスタンの反応などを追加して更新します.)
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