中国本土株に資金向かわず-今年は5年ぶり大幅下落で終了か

  • 相場急落の記憶が生々しく、投機的な買いも住宅市場に向かう
  • ブルームバーグ調査によれば16年の上海総合指数は3075で終了見通し

中国本土株の投資家にとって、今年は2011年以降で最悪の1年になると予想されている。昨年夏の相場急落の記憶がまだ生々しく、投機的な買いも株式から住宅市場に向かっているためだ。

  10人のストラテジストとファンドマネジャーを対象にブルームバーグが実施した調査の予想中央値によれば、本土株の指標、上海総合指数は3075で今年を終える見通し。実際にそうなれば年間の下落率は13%に達し、5年ぶりの大幅な下落となる。28日終値と比べると2.9%の上昇余地がある計算だ。金融緩和期待の後退や景気減速、米利上げに伴う人民元下落リスクが中国株の押し下げ要因という。

  国金証券の上海在勤ストラテジスト、リ・リフォン氏は「不動産市場と株式市場はまるでシーソーのようだ。不動産市場の『フィーバー』が落ち着かなければ、株式から不動産に資金が流れることになる」と指摘した。

原題:China’s Big Ball of Money Isn’t Going Anywhere Near Stocks (1)(抜粋)

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