マクロ・イベントドリブン型ファンド、閉鎖リスク大きい-マンCEO

  • 英マン・グループのエリスCEOがブルームバーグに対し述べた
  • いかなる形のアクティブ運用であれ今年は信じられないほど厳しい

上場ヘッジファンド会社で世界最大手、英マン・グループのルーク・エリス最高経営責任者(CEO)は、低リターンがヘッジファンド業界の重しになる中で、閉鎖のリスクが最も大きいのはアクティブ運用の大手マクロ・イベントドリブン型ヘッジファンドだとの認識を示した。

  同CEOはブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「個別のファンドが大きくなり過ぎて動きが鈍り、誠実な運用を怠るようになれば、資金は流出するだろう」と述べた。

  ヘッジファンド業界のベテランの一人でペリー・キャピタルを率いてきたリチャード・ペリー氏は26日付の投資家向け書簡で、設立から28年の旗艦ファンドを閉鎖すると明らかにしている。マイナスのリターンが何年も続き、資産が減少。上級幹部を刷新しても成績は好転しなかった。

  エリスCEOはペリー氏のように「20年もファンドを運用し、多くの利益を上げた実績はあるが、今は厳しいと考え、リターンがかつてほど魅力的でない」運用者は他にもいるだろうと話し、パッシブ運用商品への資金流入が「株式銘柄選択への逆風を生み出しており、いかなる形のアクティブ運用であれ今年は信じられないほど厳しい状況だ」と指摘した。

  同CEOは、運用担当者の裁量に委ねるマクロファンドを今もこれからも買収するつもりはないとしている。コンピューター取引がマクロ戦略の機会を奪っており、トレーダーが市場全体を上回るパフォーマンスを上げることを難しくしているためだという。

原題:Man Group CEO Sees Pressure on Event-Driven Funds as Perry Shuts(抜粋)

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