仏ルノー、「ゾエ」の走行性能を改善-EV市場での主導権維持狙う

  • ゾエの充電ごとの走行可能距離が最大400キロメートルに
  • パリ国際自動車ショーで明らかにした

フランスの自動車メーカー、ルノーは同社の電気自動車(EV)「ゾエ」について、1回の充電で走行できる距離を倍近くにすることを明らかにした。ドイツの同業フォルクスワーゲン(VW)が排ガス不正スキャンダルへの対応に追われる中で、EV市場での主導権を維持したい考えだ。

  ルノーはパリ国際自動車ショーで、ゾエの充電ごとの走行可能距離が最大400キロメートルと、現在の240キロから大幅に増えると説明。米テスラモーターズは「モデル3」について、345キロと広告している。

  性能向上によりゾエの価格はフランスで3500ユーロ引き上げられ2万3600ユーロ(約270万円)となるが、EV市場で先行し続けたいカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)の取り組みにとっては極めて重要だ。EV需要は鈍いものの、ルノーは一段の普及が間近に迫っているとみている。

  同社のEV責任者エリック・フントゥン氏はインタビューで、「EV市場はニッチ市場ではないというのがわれわれのビジョンだ。7年前に始まった戦略であり、今も揺らいでいない」と述べた。

  ルノーおよび同社と資本提携している日産自動車は共に早くからEV市場に力を入れており、ゾエのほかルノーの「トゥイージー」や日産の「リーフ」などEV車の開発に40億ユーロを投じている。

原題:Renault Defends Electric-Car Headstart With Longer-Range Zoe(抜粋)

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