マレーシア機を撃墜したのはロシアのミサイル-合同捜査チーム

  • 地対空ミサイル「ブク」は親ロシア派が支配する地域から発射された
  • 2014年に298人が死亡したマレーシア航空機の墜落には約100人が関与

MH17の墜落現場

Photographer: Pierre Crom/Getty Images
Photographer: Pierre Crom/Getty Images

2014年に乗員乗客298人が死亡したマレーシア航空MH17便の墜落について、オランダ主導の合同捜査チームは28日、ウクライナの親ロシア派反政府勢力が支配する地域から発射された地対空ミサイル「ブク」によって同機が撃墜されたと断定した。

  合同捜査チームはオランダで開いた記者会見で、アムステルダム発クアラルンプール行きの同便の撃墜に約100人が関与したと指摘。関与した人物らは判明しているが、公式の容疑者はまだ特定されていない。合同捜査チームは刑事事件としての立件を目指している。ロシアは捜査結果に反発している。

会見する合同捜査チーム

Photographer: Freek van den Bergh/Getty Images

  捜査チームのウィルバート・ポーリッセン氏は「われわれが導き出した結論に全く疑問はない」と強調した。同チームは携帯電話の記録や通信傍受、目撃証言などの情報を総合して調査結果を導き出した。ミサイルはロシアから搬入され、その後、発射機はロシアに運び去られたと説明したが、ロシア政府が関与した可能性については言及していない。

  捜査チームによると、今後の捜査の焦点はウクライナにあるペルボマイスコエ付近の農地からのミサイル発射に責任がある人物を正確に割り出すことだ。同チームは今後、ミサイル使用に関する指揮系統の解明を進める。

  一方、ロシア外務省は捜査への不信感をあらためて示した。ザハロワ報道官は捜査結果への失望を示すとともに、捜査には「偏りがあり、政治的な意図が働いている」と述べた。ロシア大統領府のペスコフ道官は28日の電話会議で全面的な捜査を望んでいると説明した。

原題:Missile From Russia Shot Down MH17, Dutch Officials Say (1)(抜粋)

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