英サッカークラブのオーナー、タカタ救済に名乗り-皿洗いから富豪に

車のバンパー販売で富を築き、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)所属チームなどのオーナーでもあるシャヒード・カーン氏は、リコール問題を抱えたタカタの救済に名乗りを上げて、名門の部品メーカーや世界トップクラスの企業買収会社を相手に挑んでいる。

  パキスタン生まれのカーン氏(66)は10代で移民として米国に渡り、最初は時給1ドル20セントの皿洗いで生計を立てていた。その後、イリノイ州で自動車部品会社のフレックス・エヌ・ゲートを築き上げた。資産規模は約50億ドル(約5000億円)と推定され、米国の富豪入りを果たした。また、NFL所属でフロリダ州を本拠地とするジャクソンビル・ジャガーズや、英ロンドンを本拠地とするフラム・フットボール・クラブを買収し、「アメリカン・ドリームの顔」として2012年のフォーブズ誌の表紙に取り上げられた。

  バンパーやヘッドライトの会社はいま、タカタの出資者(スポンサー)候補5陣営の一角を占めている。タカタ製エアバッグは異常破裂の恐れがあり、米国を中心に死傷者も出ており、自動車メーカーが搭載車のリコールを拡大している。

  フレックス・エヌ・ゲートはエアバッグをつくっていないが、スウェーデンのオートリブや中国部品メーカー傘下の米キー・セーフティ・システムズ、ダイセルなど名門メーカーに挑戦しようとしている。米KKRや、ダイセルと組むベインキャピタルなどのプライベート・エクイティ会社もタカタのスポンサー選定に入札したとされている。

原題:Fulham’s Billionaire Rises From Dishwasher to Takata Bidder (1)(抜粋)

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