欧州株:上昇、ドイツ銀行の反発で各市場の地合いが改善

28日の欧州株式相場は上昇。過去9営業日のうち7営業日で、ドイツ銀行と指標のストックス欧州600指数が同じ方向に動いている。

  ドイツ銀行は英保険事業の売却と、クライアン最高経営責任者(CEO)の増資否定を材料に過去最安値付近から反発。ストックス600に対するドイツ銀行の寄与度は0.2%にすぎないが、米当局が140億ドル(約1兆4070億円)の支払いを求めたことが明らかになって以来、株式市場の地合いに影響し続けている。

  ストックス欧州600指数は前日比0.7%高の342.57で終了。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長による議会証言を投資家が吟味する中で、一時は1.2%高まで上昇する場面もあった。

  ロバート・W・ベアード(ロンドン)で株式担当副会長を務めるパトリック・スペンサー氏は「クライアン氏の発言を受けて銀行株が持ち直し、地合いの回復を助けた」と指摘。「銀行に対する懸念がゆっくりと過ぎて行くにつれ、リスク志向が戻ってくるだろう」と述べた。

  今月に入り時価総額が2割減少したドイツ銀行は、この日は2%高。ドイツDAX指数は0.7%高と、4営業日ぶりに上昇した。イタリアのFTSE MIB指数も0.5%高で4営業日ぶりに上昇。フランスCAC40指数は自動車株と銀行株主導で0.8%高となった。
  

原題:Deutsche Bank Rebound Helps Spark Broad Rally in European Stocks(抜粋)

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