欧州債:独10年債利回り、マイナス圏にとどまる-銀行不安で質への逃避

28日の欧州債市場ではドイツ10年債が3日続伸。ユーロ圏銀行業界をめぐる不安が深まるとの懸念を背景に、利回りがマイナス圏にあるものの、同国債への需要の強さが示された。

  欧州中央銀行(ECB)の資産購入プログラムで対象外となっているドイツ2年債の入札がこの日行われ、平均落札利回りは過去最低を記録した。

  INGグループ(アムステルダム)のシニア金利ストラテジスト、マルティン・ファンフリート氏は「最近のリスク回避の動きが中核国の国債利回りの低下を後押しした」とし、「こうした環境で、投資家らは非常に安全な国債を多く支払っても保有することに関心を持っている。現時点では利回りがマイナスの状態が続くだろう」と語った。

  ブルームバーグ・ドイツ国債指数に採用されている銘柄の加重平均利回りはマイナス0.37%となっているものの、ドイツ国債の過去1週間のパフォーマンスはまだ周辺国債を上回っている。米連邦公開市場委員会(FOMC)が21日に利上げ見送りを決めたことも、相場上昇への追い風となった。

  ロンドン時間午後4時18分現在、ドイツ10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.152%。28日にはマイナス0.161%と、7月12日以来の低水準を付けていた。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格はこの日、0.142上げ101.517。

原題:Germany’s Below-Zero Bond Yields Are Hard to Resist (Correct)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE