タカタ、米内装品子会社を元NBA選手の会社に売却-特利100億円

更新日時

エアバッグの欠陥で多額の支払いに直面するタカタが、内装部品子会社を米ピストン・グループに売却した。株式未公開のピストン・グループは元米プロバスケットボール(NBA)選手のビニー・ジョンソン氏が率いており、傘下に自動車部品メーカー数社を抱える。

  米ミシガン州ポンティアックに本拠を置くピストン・グループが28日、タカタの内装部品子会社アービン・オートモーティブを買収すると発表した。タカタは29日、米内装部品子会社の譲渡が完了し、第2四半期決算で100億円程度の特別利益が発生する見込みと発表、中核事業以外は売却する方針の一環とした。

  アービンは射出成形部品や内装トリム、シート材などの部品を手がけている。年間売上高は5億ドル(約500億円)。一方、今年の売上高見通しが18億ドルに上るピストンは、今回の買収によりミシガン州南東部で自動車部品を手がける非公開企業として上位5社の一角に入る。

  タカタは今期(2017年3月期)業績予想への影響について精査中で、確定次第、速やかに公表するとした。買収額は明らかにされていないが、日本経済新聞は27日付で170億円程度と報じていた。

  タカタ株は29日午前の取引で一時、前日比12%高の392円まで上昇し、6月3日以来の上昇率となった。

原題:Takata Sells Irvin Auto-Interiors Subsidiary to Former NBA Star(抜粋)

(最終段落に株価情報を追加.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE