BofA崔氏、中国危機は不可避のよう-ブラックロックの朱氏は強気

  • 香港で28日開催されたブルームバーグ・マーケッツの会議で発言
  • 人民元急落予想は聞き飽きた-HSBCのブルーム氏

巨額の債務を抱える中国で金融危機はいつでも起きる得ると米バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチの中国株戦略責任者、崔巍氏が見込む一方、米ブラックロックの中国株責任者、朱悦氏は中国政府には行動の余地があり、金融の「山や谷」があることだけを警戒していると述べた。

  両氏は香港で28日開催された「ブルームバーグ・マーケッツ・モスト・インフルエンシャル・サミット」で発言した。

  崔氏は中国経済の危機が迫っているとは主張しなかったが、「いつでも」起きる可能性があり、不可避のように見受けられると語った。債務問題からの脱却がほぼ不可能なためだと説明した。中国政府には今後1年程度は人民元を支援するリソースがある一方で、外貨準備高減少に伴い人民元の「大きな」切り下げがあるかもしれないとも話した。

  自らを強気派と称する朱氏は、「非常に多くの人々が何年も待ち続けているハードランディング」に中国がすぐに陥ることはないと指摘。政府が債務の再編と借り換えを含めた分野で急いで行動する必要があるものの、まだ時間はあると論じた。

  朱氏はまた、金融の「山や谷」には暗黙の保証がなくなることに伴う信託や社債のデフォルト(債務不履行)が含まれるかもしれないと述べ、一部企業の資金調達コスト上昇につながるだろうと予想した。

  英HSBCホールディングスの通貨戦略グローバル責任者デービッド・ブルーム氏は、人民元が急落するとの予想は聞き飽きたと話し、人民元は「非常にゆっくりと売られることになる」との認識を示した。

原題:Bank of America Sees China Crisis, BlackRock Only Bumps in Road(抜粋)

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