きょうの国内市況(9月28日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反落、円高警戒と権利落ち、日銀不信も-金融や輸出広く安い

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  東京株式相場は反落。為替の円高止まりで企業決算への影響が警戒された上、9月末の配当権利落ちも響いた。証券や保険、銀行など金融株、輸送用機器や海運、陸運など幅広い業種が安く、特に金融セクターの下げには欧州金融機関の財務懸念、日本銀行の政策不信もくすぶった。

  TOPIXの終値は前日比18.45ポイント(1.4%)安の1330.77、日経平均株価は218円53銭(1.3%)安の1万6465円40銭。

  T&Dアセットマネジメントの神谷尚志チーフ・エコノミストは、「日本株はドル・円の重さを意識している。企業業績悪化への警戒感がある」とし、財務懸念を抱えるドイツ銀行の問題などから米国の金利が低下し、為替が円高方向に振れやすい点に言及。また、「世界的な金融株の弱さも市場のムードを悪化させており、日銀の金融政策に対する不信感がある」とも話した。

  東証1部の売買高は16億4382万株、売買代金は1兆8212億円と前日比でそれぞれ27%、21%減少した。上昇銘柄数は556、下落は1223。

  • 東証1部33業種は証券・商品先物取引や保険、銀行、その他金融、海運、輸送用機器、石油・石炭製品、陸運、倉庫・運輸、精密機器など30業種が下落。水産・農林とゴム製品、食料品の3業種は上昇。

  • 売買代金上位では、トヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、KDDI、野村ホールディングス、日産自動車、第一生命保険、オリックスが安い。半面、上期営業利益計画を上方修正した東芝がが買われ、LINEやニトリホールディングス、ブイ・テクノロジーも高い。SMBC日興証券が投資判断を上げたコカ・コーラウエストは急伸。

●債券上昇、従来通りのオペが強めの結果で買い-長期金利低下に警戒も

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  債券相場は上昇。前日の米国債相場が続伸したことに加えて、日本銀行が実施した長期国債買い入れオペが従来通りの金額となり、結果が強めとなったことで買い安心感が広がった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比12銭高の152円27銭で取引を開始。午後に入るとオペ結果を好感して水準を切り上げ、一時152円43銭と中心限月で8月1日以来の高値を付けた。結局は21銭高の152円36銭で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「引き続き、手前のゾーン主導で強い。10年債でマイナス0.1%に近い水準をゼロ%程度と言えるのか気になる展開だ。日銀は今朝のオペ提示を見てもまだアクションを取ってきていない」と述べた。オペ結果については、「今日は全体としてしっかりだった。10年超25年以下はしっかり、25年超は売り需要が少なく、よりしっかり。1年超3年以下は強く、3年超5年以下は無難だった」と分析した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.085%で開始し、その後はマイナス0.09%と8月24日以来の水準に低下した。新発2年物の368回債利回りは一時マイナス0.305%と7月29日以来の低水準を付けた。新発20年物の158回債利回りは3bp低い0.35%、新発30年物の52回債利回りは4.5bp低い0.455%まで下げた。

  日銀が実施した今月9回目の長期国債買い入れオペの結果によると、残存期間「1年超3年以下」と「10年超25年以下」の応札倍率が前回から低下した。一方、「3年超5年以下」と「25年超」は上昇した。4本とも従来通りの金額で、買い入れ下限利回りの設定などもなかった。バークレイズ証の押久保氏は、「月曜日に実施された日銀会合後の最初のオペ金額が従来通りだったので、今日も金額は変わらない」とみていた。

●ドル・円は100円台で小じっかり、「下攻め小休止」の声-海外材料待ち

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=100円台で小じっかり。米長期金利の低下や原油安が一服し、ドル売り・円買い圧力が和らいだ。半面、日本株が下落するなどリスク回避圧力がくすぶり、ドル・円の上値は重かった。

  午後3時35分現在のドル・円は前日比0.2%高の100円60銭。朝方に100円26銭まで弱含んだ後はじり高となり、午後には一時100円70銭まで値を切り上げたが、その後は伸び悩んだ。

  みずほ銀行国際為替部の加藤倫義参事役は、「みんな日銀、FRB(米連邦準備制度理事会)にほのかな期待を持っていたが少し肩透かしをくらったようなイメージで、短期的に100円を割り込んで行くのではないかと思っていたら、ここ数日100円前半が思いのほか固く、取りあえず下攻めは小休止というところ」と説明。「ただ、本格的に上に行く感じではない。みんなまだどちらかというと下のリスクを感じているのではないか」と語った。

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