東芝:4-9月期の営業利益予想倍増700億円に、11カ月ぶり高値

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  • スマートフォン用のメモリーの需要増や円安が奏功
  • 純利益は150億円増の850億円、損賠請求の引当金約100億円見込む

東芝は28日、4-9月の営業利益が従来予想比400億円増の700億円となる見込みだと発表した。スマートフォン用のメモリーの需要増や円安が奏功した。

  純利益は同150億円増の850億円。不正会計問題の損害賠償請求の引当金として、100億円前後の計上を見込む。今期(2017年3月期)の予想についても上半期の実績や為替などを考慮して、必要な場合には修正する。

  昨年に不正会計問題が明らかになった影響で、東芝の財務状況は急速に悪化。ストレージ事業やエネルギー事業、社会インフラ事業に注力する方針を示す一方、財務体質の改善のため家電事業や医療機器子会社を売却した。

  「米アップルがスマホに内蔵されたメモリを新しくしたことが、東芝の上方修正の一因となった」とBGCパートナーズの日本株セールス担当マネジャー、アミール・ アンバーザデ氏(シンガポール在勤)は電子メールのリポートに記載した。多くのアナリストがすでに上方修正を予測していたという。

  株価は発表を受け、昨年11月4日以来、11カ月ぶりの高値となる前日比4.9%高の344.9円まで買われ、同水準で取引を終えた。

(第4段落以下にアナリストの発言と株価の動きを追加しました.)
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