蓮舫・民進代表:日銀は「敗北宣言」、初の国会論戦-首相は反論

  • 「本当に必要なのはアベノミクスの検証」-蓮舫氏
  • 「雇用は大きく改善」、脱デフレへ日銀と引き続き連携-首相

民進党の蓮舫代表は28日午前、参院本会議で、日本銀行が新たに打ち出した金融政策はアベノミクス第1の矢の「事実上の敗北宣言」と指摘し、アベノミクスの検証を求めた。これに対し、安倍晋三首相は雇用改善などの成果を挙げて反論し、引き続き日銀と連携してデフレ脱却に取り組む考えを示した。

  日銀が21日に決定した金融政策について、蓮舫氏は「2年2%の物価安定目標は放棄をされ、量的拡大の限界を認める形の政策転換が行われた」と指摘。日銀の総括的な検証は「自らの正当性を主張する甘い検証とのそしりは免れない」とした上で、「今や本当に必要なのはアベノミクスそのものの検証ではないか」とただした。

   これに対し、首相はアベノミクスにより「現在はデフレではないという状況を作り出すことができた。特に国民生活にとって最も大切な雇用は大きく改善している」と発言。日銀の決定は「金融緩和を強化するための新しい枠組みの導入」であり、「2%の物価安定目標をできるだけ早期に実現するためのものであると理解している」と述べた。日銀とは引き続き連携し、「デフレから完全に脱却し、力強い成長を目指す」とも述べた。

  蓮舫氏は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や日銀から株式市場への資金流入が「市場をゆがめている」とも述べた。これに対し、首相はGPIFは必要な収益を十分確保しており、蓮舫氏の指摘は「当たらない」と反論した。

  蓮舫氏にとっては代表就任後、首相と初めての国会論戦。

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