ドイツ銀と交渉の米司法省ナンバー3、幾つかの銀行は非協力的と批判

  • 銀行が米当局に協力しないために支払額がずっと多くなるとベアー氏
  • ドイツ銀はRMBS調査決着で米当局の140億ドル支払い要求を拒否

ドイツ銀行と住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐる調査決着に向けて話し合いを行っている米司法省の当局者は、幾つかの銀行から調査の過程で協力が得られず当局の作業が長引いていると述べ、これらの銀行を覆う「不透明感という雲」は身から出たさびとの認識を示した。

  米司法省のナンバー3であるビル・ベアー司法次官代理は27日のシカゴでのスピーチで、2008年金融危機の震源となった欠陥のあるRMBSの組成・販売に関わった銀行について、「驚くべき倫理の破綻」とコンプライアンス(法令順守)の崩壊が見られたと指摘。これらの銀行の協力がなければ、米当局が一から立件しなければならないケースもあると主張した。

  ベアー次官代理は「不透明感という雲が覆う時間を長引かせているのは、それぞれの金融機関であり、早い段階から協力していた場合に比べて支払額がずっと多くなっている」と語った。

  ドイツ銀はRMBS調査決着に向けて、司法省から140億ドル(約1兆4080億円)の支払いを求められたが、これは同行が支払う用意のある額を上回っていると説明。同行との交渉にどのように対処しているかを示す手掛かりを求めて、司法省当局者が発するシグナルを投資家は注視している。

  ドイツ銀はベアー氏の発言にはコメントせず、司法省との協議は始まったばかりであり、「著しく低い額で決着した他行に近い結果になることを期待している」とあらためて説明した。

原題:U.S. Faults Foot-Dragging Banks Amid Deutsche Bank Talks (2)(抜粋)

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