米ゴールドマン:オンライン融資条件でフィンテック新興企業に勝てる

  • ゴールドマンの銀行部門トップ、NYでの業界会議で融資業務に言及
  • バランスシートの利用により「一定の柔軟性が得られる」

オンライン消費者融資業務に参入する米ゴールドマン・サックス・グループは、先行するシリコンバレーの新興企業よりも競争力のある条件で融資できるとの見通しを示した。

  ゴールドマンの銀行部門トップ、スティーブン・シェール氏は27日にニューヨークで開かれた業界会議で、外部投資家を募るよりも預金を使って融資資金を工面する方が融資条件や手数料の設定で裁量の余地が広がると指摘した。

  シェール氏は同業務について、「バランスシート取引と受け止めている。プロダクトの設計で一定の柔軟性が得られる」と語った。

ゴールドマン・サックスが入居するビル(ニューヨーク)

Photographer: Scott Eells/Bloomberg

  ゴールドマンは長年、事業法人や投資ファンドといった大口顧客に注力してきたが、金融危機後に銀行持ち株会社に転換して以来、収入拡大と自社のバランスシート強化に向けて消費者向け業務に期待している。同社は4月にゼネラル・エレクトリック(GE)のオンライン銀行の買収を完了し、160億ドル(約1兆6000億円)の預金を獲得。ウェブサイトで最低1ドルの預金で口座開設できるサービスを開始した。また、創業者の名前に敬意を表して「マーカス・バイ・ゴールドマン・サックス」と称する新たな消費者向け融資事業を今年展開する。

  事情に詳しい関係者1人の先月の話によると、同社は信用履歴の高い顧客向けにオンライン融資プラットホームを通じ無担保融資を行う計画。こうした融資事業は、利益を上げたい投資家と借り手をインターネット上で引き合わせるレンディングクラブやプロスパー・マーケットプレースなどのベンチャー企業が普及させた。

原題:Goldman Says It Can Beat Fintech Ventures With Online Loan Terms(抜粋)

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