中国ベージュブック:7-9月は旧来の業種主導で成長-安定の代償か

  • 「ニューエコノミー」の代表格である小売りやサービス、運輸が鈍化
  • 四半期分の安定を実現する高い代償となっているようだ-CBB

中国では7-9月(第3四半期)に個人消費主導の経済成長への転換に逆行する動きが見られた。米調査グループ、CBBインターナショナルのチャイナ・ベージュブックが明らかにした。7-9月は旧来型の業種だけが成長のけん引役を担った。

  ニューヨークに本拠を置くCBBの調査によると、「オールドエコノミー」の製造業や不動産、商品が改善する一方、「ニューエコノミー」の代表格である小売りやサービス、運輸が軒並み鈍化した。雇用は底堅かったが、企業の利益やキャッシュフローは悪化したという。チャイナ・ベージュブックは米連邦準備制度の地区連銀経済報告(ベージュブック)がモデル。中国国内の3100社余りと160のバンカーを対象に8月下旬と9月初旬に調査を実施した。

北京市内

problem: the rebalancing stops at the water’s edge. Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  CBBのリランド・ミラー社長とチーフエコノミストのデレック・シザーズ氏はリポートで、「企業財務の悪化とリバランスの反転は四半期分の安定を実現するための高い代償となっているようだ」と分析。「確かにプラス材料もある。再び雇用が堅調で、これは中央政府にとって唯一かつ最も重要な問題であると言っても過言ではない」と指摘した。

原題:China Beige Book Sees Rebalancing Reversal on Old Economy Bounce(抜粋)

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