欧州株:下げ止まり、銀行株は下げほぼ解消-米経済指標を好感

27日の欧州株式相場は3営業日ぶりに下げが止まった。米経済指標が予想を上回る内容だったことを受け、銀行株は日中の下げ幅をほぼ消した。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.1%高の340.19で終了。米民間調査機関コンファレンスボードが発表した9月の米消費者信頼感指数が2007年以来の高水準に達したほか、米リッチモンド連銀がまとめた9月の製造業景況指数は予想を上回る拡大ペースだったことを背景に、ストックス600指数は日中安値の0.7%安から切り返した。

  銀行株指数は一時の1.3%安をほぼ解消し、0.2%安で引けた。ドイツのコメルツ銀行は2.2%下落。同行が人員削減と配当停止を計画していると報じられたことが嫌気された。クレディ・スイス・グループは3.3%値下がり。グローバルマーケッツ部門で一段と経費を削減する措置を模索しているとティアム最高経営責任者(CEO)が述べた。ドイツ銀行は変わらず。

  MPPM(独エップシュタイン)のギレルモ・ヘルナンデス・サンペレ氏は「市場には緊張感があるものの、パニックを引き起こす水準には達していない」とし、「欧州の一部金融機関はあまり健全な状態になく、市場ではこれが認識されている。夏季はボラティリティが落ち着いていたが、現在高まりつつあり、この対策を学ぶ必要がある」と語った。

  個別銘柄では、ベルギーのビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブは1%上昇。事情に詳しい関係者によると、同社の英SABミラー買収計画が委任状により議決権を行使したSAB株主の大半に支持された。株主総会は28日に行われる。

  一方、独自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)は2%強の値下がり。米司法省がVWの排ガス不正に対する刑事責任追及で、どの程度の罰金を科せば同社を破綻させることなく相応の責任を負わせることができるかについて検討していると伝えられたことが売り材料。VWの主要株主であるポルシェ・オートモービル・ホールディングは2%下げた。

原題:Europe Stocks Halt 2-Day Rout as Banks Pare Drop After U.S. Data(抜粋)

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