英RBSマキューアンCEO:事業売却失敗なら未知の領域に

  • 「売却できなかった場合を考えざるを得なくなりつつある」-CEO
  • 対象事業は公的支援を受ける条件としてEUが売却指示

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のロス・マキューアン最高経営責任者(CEO)は、消費者向け金融事業「ウィリアムズ・アンド・グリン」の売却が年内に実現しない可能性を示唆した。

  マキューアンCEOは27日、ロンドンで開かれたバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ主催の会合で、年末までに買い手を確保できない「場合について考えざるを得なくなりつつある」と発言。「年内に売却しないとなれば、(RBSは)未知の領域」に入ることになるとの見方を示した。

Ross McEwan, chief executive officer of the Royal Bank of Scotland Group Plc.

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  事情を知る関係者2人によると、ウィリアムズ・アンド・グリン買収で交渉を進めていたスペインのサンタンデール銀行が今月、交渉から撤退。ただ、サンタンデールはRBSが売却価格の引き下げに応じれば交渉の席に戻る可能性もあるという。

  ウィリアムズ・アンド・グリンは314支店を持ち、約200万人の顧客を抱えるが、金融危機時に政府支援を受けたことで、欧州連合(EU)の規則に基づき売却を強いられている。RBSのイーウェン・スティーブンソン最高財務責任者(CFO)は先月、売却価格は恐らく同部門の株主資本である13億ポンド(約1700億円)より割引いた額になるとの見通しを示していた。

  今回の会合でマキューアンCEOは、ウィリアムズ・アンド・グリンについて昨年末に複数の買い手候補から関心が寄せられたことを受け、売却に向けて依然作業を続けていると発言。単体では恐らく黒字化できないとの見方から株式公開の計画は取りやめたものの、「買い手によっては引き続き魅力的な」事業だと語った。

原題:RBS CEO Mulls ‘Uncharted Territory’ of Failure to Sell Division(抜粋)

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