アジア・太平洋株式サマリー:香港株が反発、中国上げる-印株は下落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  27日の香港株式相場は反発。米大統領選の民主、共和両党候補による第1回テレビ討論会で、民主党ヒラリー・クリントン氏が優勢だったとの見方が投資家の間に広がった。カジノ銘柄と銀行株が上げを主導した。ハンセン指数は前日、2週間ぶりの大幅な下げを記録していた。

  ハンセン指数は米株価指数先物とメキシコ通貨ペソと共に値上がりし、前日比1.1%高の23571.90で終了した。

  中国本土での来週の大型連休を控え、サンズ・チャイナ(金沙中国、1928 HK)は約1カ月ぶりの安値から反発した。ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集団、27 HK)は1.6%高。中国工商銀行(1398 HK)は銀行株の上げをけん引。

  京華山一国際の調査責任者キャスター・パン氏(香港在勤)は、「投資家はトランプ氏よりクリントン氏を好意的にみており、今のところは依然として米大統領選の結果に楽観的だ」と分析。「相場は前日の下げから反発しているが、その勢いは強くない」とも述べた。

  香港上場の中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数は前日比1.2%高で終了。本土市場の上海総合指数は下げを消し、0.6%高で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  27日のインド株式相場は一時の上げを消し、指標のS&P・BSEセンセックスは1カ月ぶりの安値で引けた。デリバティブ(金融派生商品)取引の期日を29日に控え、工業株と金融株が売られた。

  センセックスは前日比0.3%安の28223.70で終了。一時0.5%上昇したものの、欧州市場の寄り付き後に反落し、3営業日続落となった。

  個別銘柄では、インド最大のエンジニア会社ラーセン・アンド・トゥブロが3日続落し、この日は2%下げた。アダニ・ポーツ・アンド・スペシャル・エコノミック・ゾーンが指数構成銘柄の中で最もきつい値下がり。一方、ソフトウエア輸出で国内最大手のタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)と、製薬会社ルピンの上げが目立った。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.5%安の5405.89。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.8%高の2062.82。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  27日の台湾株式市場は台風接近のため休場。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

【ベトナム株式市況】

  VN指数は前日比1.2%高で引け、2008年2月以来の高値となった。指数は7営業日続伸で、7月5日以来最も長い上昇局面。

  ACBセキュリティーズのル・グェット・アン調査部長は、この日の相場は主に銀行株が「支えた」と指摘。銀行が預金金利を引き下げると報道され、利ざやが拡大するとの見込みから買われた。

(VN指数の日中価格グラフ:VNINDEX <INDEX> GIP)

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