ウォール街、アジアの人員削減続く-ゴールドマンやBofAが新たに

  • ゴールドマンは日本除くアジア投資銀で約25%削減計画と関係者
  • BofAは法人・投資銀事業で上級職十数人を減らす計画と関係者

中国企業が繰り広げる買収劇が記録的な規模へと急増しても、投資銀行にかかるアジアでのコスト削減圧力を和らげるには十分でない。ゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカ(BofA)も他行に続き、同地域での人員削減を準備していることが分かった。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、BofAはアジアの法人・投資銀事業で上級職十数人を削減する計画。同行がアジアで人員を減らすのは今年2回目となる。ゴールドマンはより大規模な削減を予定している。別の関係者が先週語ったところによると、年内に日本を除くアジアの投資銀業務の人員を約4分の1に相当する75人ほど減らす。

  シティー大学カス・ビジネス・スクール(ロンドン)のアンドレ・スパイサー教授は、各行に共通しているのは中国経済見通しへの懸念と、中国事業を中国本土の証券会社に徐々に奪われていることにあると分析。「米銀がここで陣地を放棄すれば、地元勢にアジア市場での優位性を固める余地を一層与えることになる公算が大きい」と述べた。

雨のウォール街

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  グリニッチ・アソシエイツのアジア太平洋地域幹部ポール・タン氏は「域内市場の資本利益率(ROC)は総じて厳しい状況が続いている」と指摘。ゴールドマンとBofAの人員削減計画に関する報道について、銀行が「アジア戦略で選別的になり、収益性に関する規律を重視する」よう迫られていることを示すと述べた。

原題:Wall Street Shrinking in Asia Continues With Goldman, BofA Cuts(抜粋)

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