IMF、日銀の新たな枠組みを支持-意思疎通の向上を提言

  • インフレ期待高めるツールが残っていることを明確にした
  • IMF対日審査責任者のエフェラールト氏に都内でインタビュー

国際通貨基金(IMF)は日本銀行の新たな政策枠組みについて、金融緩和を一段と持続可能にし効果的にすると評価した。

  IMF対日審査責任者のリュック・エフェラールト氏は26日に都内でインタビューに応じ、「枠組みの変更により、金融政策を今後できるだけ緩和的にしインフレ期待を高められるツールがまだ利用可能なことが明確になった」と指摘。「われわれはこれを支持する。この枠組みによって金融緩和はより持続可能になり、より効果的になる。新たな措置は柔軟性を高め、より長期にわたって維持され得る」と語った。

  同氏はまた、日銀が意思疎通の一層の向上に取り組むべきだと指摘。米連邦公開市場委員会(FOMC)の金利予測分布図(ドット・プロット)」をモデルとして言及し、「枠組みや意思疎通の明確さを向上させる余地はまだある。インフレの動向や目標達成時期に関するスタッフの予想を公表する方法が一例だ」と語った。

黒田日銀総裁

Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg

  エフェラールト氏はさらに、悪影響を及ぼす衝撃に見舞われた場合、どのように対応するかについて日銀は協議すべきだとも提言。その一方で、金融政策だけでは日本経済の根本的な問題を解決できないとも指摘し、政府による財政措置と構造改革の重要性に言及した。

原題:IMF Gives Thumbs Up to BOJ’s Shift, Suggests More Communication(抜粋)

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