米司法省が独VWへの相応の罰金額を検討、刑事責任追及で-関係者

  • 米政府とVWは新政権誕生前の問題決着を図っていると関係者
  • VWはコメントしていない-司法省報道官はコメントを控えた

米司法省はドイツ最大の乗用車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正に対する刑事責任追及で、どの程度の罰金を科せば同社を破綻させることなく相応の責任を負わせることができるかについて検討している。事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。

  関係者によると、米政府とVWは来年1月に米国で新政権が誕生する前にこの問題の決着を図ろうとしている。同じこの時期に米司法省はドイツ最大の銀行、ドイツ銀行の住宅ローン担保証券(RMBS)をめぐる民事責任も追及している。

  米国が検討しているVWに対する罰金額がどの程度になるかは分かっていない。VWの流動性は6月末時点で純額288億ユーロ(約3兆2600億円)。VWのフランク・ウィッター最高財務責任者(CFO)は、同社の資金ニーズに対応し信用格付けを守るため平均で純額200億ユーロの流動性を目標として維持することがゴールだと述べている。

  米環境当局によるディーゼル車検査をごまかすため不正装置を用いたことを昨年認めたVWは、米国ですでに自動車業界史上最大となる165億ドル(約1兆6600億円)の民事訴訟に伴う支払いで合意している。同社はまた幾つかの州から民事提訴されており、ドイツでは最大92億ドル相当の投資家との訴訟を抱えている。

  VWの広報担当者は今のところコメントしていない。司法省のピーター・カー報道官はコメントを控えた。

原題:U.S. Said to Ponder What Size Diesel Penalty VW Can Withstand (抜粋)

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