メキシコ・ペソ反発、米TV討論会でトランプ氏劣勢との見方反映か

27日の外国為替市場でメキシコ・ペソが過去最安値から反発した。民主党のクリントン前米国務長官と共和党のドナルド・トランプ氏による初の大統領選テレビ討論会の結果について、投資家がクリントン氏に軍配を上げている可能性が示唆された。

  討論会が終了した後、メキシコ・ペソは日本時間午前11時48分現在、1.7%高の1ドル=19.5415ペソと、世界140余りの通貨では最大の上昇となった。クリントン、トランプ両候補は貿易や経済、人種問題で激論を交わした。ペソは論戦が始まる前に一時、過去最安値の19.9333ペソを付けていた。

トランプ氏とクリントン氏

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  ウエストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、ショーン・キャロー氏は「ペソとカナダ・ドル、S&P先物、豪ドルは軒並み急伸している。リスク資産は安堵(あんど)感から上昇している」と指摘。「為替市場では、トランプ氏の大統領就任を想定する最も明らかな取引はペソのショートだ」と付け加えた。

原題:Mexican Peso Strengthens in Sign Trump Lost Ground During Debate(抜粋)

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