ドイツ銀が抱えるストレス、CDSに反映-短期債務保証コスト急上昇

  • CDS市場では1年物の方が5年物より急速に上昇
  • CDSがこの水準にあるのは警鐘、アセナゴンのフンゼラー氏

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場でドイツ銀行の財務健全性低下への懸念が再燃している。

  CDS市場では短期の債務保証コストが押し上げられており、5年物より1年物の方が急速に上昇。クレジットカーブのフラット化と呼ばれるこうした状況はストレスを示すと受け止められている。

  独政府がドイツ銀支援に踏み込まないとの報道は、同行の財務健全性をめぐる懸念をあおった。ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は人員削減や事業縮小を通じて収益性と資本のてこ入れに取り組んでいるものの、米司法省から住宅ローン担保証券(RMBS)をめぐる調査決着のため140億ドル(約1兆4100億円)の支払いを迫られている。

ドイツ銀行本店(フランクフルト)

Photographer: Martin Leissl/Bloomberg

  アセナゴン・アセット・マネジメント(ミュンヘン)の運用担当者ミヒャエル・フンゼラー氏は「CDSがこの水準にあるのは警鐘であり、ドイツ銀の取引相手方がビジネスを行うのは一段と難しくなろう」と指摘した。

  CMAの価格データによれば、ドイツ銀の1年物CDSスプレッドは過去1週間に69ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し201bp。5年物のCDSスプレッドは35bp上昇し252bp。

原題:Deutsche Bank Stress Seen in Rising Cost of Credit Insurance (1)(抜粋)

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